基礎疾患がないのに悩まされる慢性頭痛
近年、15歳以上の日本人の約4割を悩ませている慢性頭痛。原因となる基礎疾患がないのに表れる症状なのでちょっとした不調に思われがちですが、いったん症状が出始めると、あまりの痛さに仕事も家事も手につかなくなることもあります。
慢性頭痛の中でとくに多いのが緊張型頭痛。肩こりなどの身体的ストレス、精神的ストレス、長時間の同じ姿勢などが原因とされます。比較的女性に多いのが片頭痛で、気圧や気温の変化による血管拡張や自律神経の乱れなどが引き金になり、脳神経の敏感な人に起こりやすいとされます。一方、男性は群発性頭痛が多い傾向があります。
慢性頭痛のしくみと注意点
慢性頭痛には大きく3つのタイプがあります。
緊張型頭痛
原因:長時間の同じ姿勢や、目の疲れ、ストレス、冷房による冷え過ぎ
症状:首の後ろから後頭部にかけて、しめつけるような痛み。だらだらと続き、肩こり、首のこりをともなうこともある。
対策:・ストレス解消を心掛ける。 ・運動を心掛ける。肩や首をリラックスさせる。 ・こった部分を温める。
片頭痛
原因:ストレスや肩こり、高温多湿による脱水、気温や気圧の変化、空腹、女性ホルモンの変化、光、騒音、アルコールなど
症状:頭の片側または両側が、ズキズキと拍動性の痛みを生じ、吐き気をともなうこともある。発作的な頭痛で、数時間~数日間続く。女性に多い。
対策:・規則正しい生活を心掛ける。 ・ストレス解消を心掛ける。 ・冷シップが効果的。カフェインも効く場合あり。
群発性頭痛
原因:まだ解明されていないが、体内時計の乱れや、アルコール、喫煙、気圧などが誘因となる可能性がある。
症状:頭部片側や目の奥をえぐるような痛み、1カ月くらいほぼ毎日同じ時間帯に痛む。働き盛りの男性に多いのが特徴。
対策:・アルコールを控える。 ・血管の拡張に関係する場合が多いので、入浴などに気を付ける。
約40%が頭痛もち
15歳以上の日本人の約40%が慢性頭痛に悩まされている実態があります。
片頭痛に限っては女性の方が男性の4倍も多いと推定されている。
気象病と気圧の関係
近年の激しい気象変化に伴い、気象病といわれる不調に悩む人が増えています。気象病とは気温、気圧、湿度の変化が原因で起こる様々な不調の総称。中でも特に影響が大きいのが気圧です。
気圧が下がる
→身体の外からの圧力が下がり、血管が膨張する。→血管が脳の周りの神経に触れ、頭痛を感じる。血管が膨張すると血圧が下がり、だるさなども感じる。→頭痛
→内耳にある気圧センサーが反応して、脳の自律神経をつかさどる中枢器官に伝える。→副交感神経が活発になり日中でも身体を休ませようとするため、眠気や怠さを感じる。→だるさや不調
頭痛のタイプ別セルフ対策
緊張型頭痛の場合、筋肉の血行が悪くなり起こるので『温める』や『体を動かす』ことで痛みが緩和することがあります。お風呂につかり身体を温めたり、ストレッチで首や肩を動かしたりしてみましょう。肩や首に蒸しタオルを当てて温めるのもお勧めです!
片頭痛の場合、血管が膨張して痛みが起こるので『冷やす』ことで痛みが軽減されることが多いです。痛みが出たら、こめかみの脈の打つ部分を氷枕などで冷やしてみてください。痛み始めであれば血管を収縮させる作用のある、カフェインを含んだコーヒーなどを摂ると、痛みが緩和されることがあります!
群発性頭痛の場合、発作が起こりやすい時期の飲酒や喫煙を控え、規則正しい生活を心掛けることが重要です。また、頭痛が出始めた時は激しい運動、長風呂やサウナは控えるといいです!
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