身体の中に含まれる水分を体液といい、血液やリンパ液、細胞の中の水分など全身に含まれる水分の総称です。
成人だと体重の約55%~60%ほどを占め、酸素や栄養分を全身に行きわたらせて老廃物などを取り除く、体温が上がったら汗となって熱を身体の外に逃がすなど、様々な役割を担っています。
体液は、細胞の中にある細胞内液と、細胞の外にある細胞外液の2つに大きく分けられます。
細胞内液…細胞の中にある水分。体重の40%を占める。
細胞外液…細胞の外にある水分。(汗、血しょう、消化液、唾液、尿、便、リンパ液etc.)体重の20%を占める。
身体の水分量は年齢とともに変化します。
新生児の時の身体の水分量は体重の約7割を占めますが、年齢とともに減少していきます。性別や体形でも異なります。
水を飲まないとどうなるのか?
体重に占める割合のうち2%の水分を失うだけで、運動能力は低下します。
人の身体は食べ物を食べなくても、水さえあれば1か月近く生きることができます。しかし、水が一滴も飲めないと、2~3日で生命維持が困難となります。
体から水分が2%の損失で、のどの渇き、3%の損失ではめまいや吐き気、食欲減退などが現れます。そして10~12%の損失では筋けいれん、失神、20%の損失では生命の危機になり、死に至ってしまいます。
体の水分が不足すると、熱中症、脳梗塞、心筋梗塞など、さまざまな健康障害のリスクの要因にもなります。
水は大体、一日約1.5ℓ飲むといいといわれていますが、これからの時期はいつもよりたくさん汗をかくので約2ℓ飲むようにしましょう。
〒135-0016
東京都江東区東陽 5-31-21
TEL 03-6458-7374
東京メトロ東西線 東陽町 徒歩5分
※火曜・木曜 午後は完全予約制です。