寒い季節になると、手足が冷たくなったり、体の芯から冷えを感じたりしませんか? 冷えは血流の滞りや自律神経の乱れが原因となることが多く、放っておくと肩こり、頭痛、不眠などさまざまな不調を引き起こします。今回は、鍼灸の視点から「冷え対策」に役立つツボや生活習慣をご紹介します! 1. 冷えのタイプをチェック! 冷えにはいくつかのタイプがあり、それぞれ対策が異なります。ご自身の状態をチェックしてみましょう。末端冷えタイプ(手足が特に冷える) → 血流が悪く、熱が末端まで届きにくい状態。デスクワークや運動不足が原因のことも。
内臓冷えタイプ(お腹が冷たい・胃腸の不調がある) → 冷たい飲食物の摂りすぎやストレスで、胃腸が冷えてしまうタイプ。
全身冷えタイプ(体温が低く、いつも寒い) → 基礎代謝が低下しており、エネルギーを作る力が弱まっている可能性あり。
下半身冷えタイプ(足が冷えてむくみやすい) → 骨盤内の血流が悪く、特に女性に多い冷え方。 2. 冷えに効く!おすすめのツボ ① 三陰交(さんいんこう) 【場所】内くるぶしから指4本分上の、すねの内側 【効果】血流を促進し、冷えやむくみに◎。女性ホルモンのバランスも整えるツボです。 ② 太谿(たいけい) 【場所】内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみ 【効果】腎の働きを高め、体の内側から温めるツボ。冷え性や足のだるさに。 ③ 合谷(ごうこく) 【場所】手の甲の親指と人差し指の骨の間 【効果】血流を促し、自律神経を整えるツボ。ストレスによる冷えにもおすすめ。 ➡ ツボの押し方 ・息を吐きながら、心地よい強さで5秒間押す ・1回につき5〜10回ほど繰り返す ・お風呂上がりやリラックスしているときに行うのが◎ 3. 日常生活でできる冷え対策 ✔ お腹・首・足首を冷やさない → 体の「三首」(首・手首・足首)は血流が集まる場所。レッグウォーマーや腹巻きが効果的! ✔ 白湯や温かい飲み物を摂る → 朝起きたらコップ1杯の白湯で内臓を温める習慣を。 ✔ 適度な運動で血流UP → 軽いストレッチやスクワット、ウォーキングを取り入れましょう。 ✔ お風呂はぬるめの温度でしっかり浸かる → 38〜40℃のお湯に10〜15分浸かると、血行がよくなります。 ✔ 鍼灸で体質改善を目指す → 冷えは一時的なケアだけではなく、体質改善が大切。鍼灸は自律神経や血流を整え、冷えにくい体づくりをサポートします! 4. まとめ 冷え性は放置すると、さまざまな不調の原因になります。ツボ押しや生活習慣の見直しをしながら、根本的な体質改善を目指しましょう。鍼灸治療を取り入れることで、より効果的に冷え対策ができますので、お悩みの方はぜひお気軽にご相談ください! 温かい体で、快適な毎日を過ごしましょう!
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