股関節(こかんせつ)がどこにあるのか、ご存じですか? 太ももの骨が骨盤と接する部分の関節が、股関節です。
股関節に何かしらの障害が起こると、お尻や太もも、腰のあたりに痛みが生じやすくなります。
また、歩き方にも影響が出て、ひざにも負担がかかります。坐骨神経痛や腰痛、あるいはひざ痛などと間違えやすいのですが、実はおおもとの原因が股関節にあることも少なくありません。
股関節は、日常のすべての動作に影響する非常に大切な部分です。
例えば歩いたり、階段を上ったり、いすから立ったりといった動作は、股関節がうまく動くことで初めてスムーズな動きをすることができます。
ゴルフや野球などのスイング・投球動作などをする場合も、ほとんどの人は腰の動きが大事と思っていますが、基本となるのは股関節です。
股関節がうまく動かないと、腰もスムーズに回転しません。元メジャーリーガ―の松坂投手もメジャーの硬いマウンドで最初に股関節を痛め、それを庇いフォームが崩れた為、肘にメスを入れる事になった…とも言われています。
では…股関節に負担をかけない姿勢とは?
足で踏ん張ろうとせず頭の先から真っ直ぐ伸びるように(頭に紐がついていて引っ張られているように)立つことです。
そうすることによりと股関節への負担が少なくなり、立ちやすくなります。
股関節が悪いと、立つ際に一度、身体を前に倒し足で踏ん張り立つケースがありますが、身体を前に倒さずに背筋を伸ばしたまま頭から真上に伸びるように立つとスムーズに立ちやすくなります。
また年齢とともに、だれでも股関節の動きが悪くなるのですが、その理由としては次の2つが挙げられます。
(1) 股関節や周囲の筋肉などが硬くなる。
(2) 股関節を支える筋肉が弱る。
その結果、股関節にかかる負担が大きくなり、日常の動作や歩行に支障をきたすようになります。
痛みが出てから股関節の障害に気付くことが多いのですが、もし次のようなサインがみられたら注意しましょう。
- 歩幅が狭くなった(大また歩きがしにくい)。
- 平らなところでつまずく。
- いすから立つとき、机やひざなどに手をつく。
- 階段が上りづらい(なめらかに足が上がらない)。
そうならないように、股関節周りの筋肉を緩め、股関節を支える筋肉の強化とより良い姿勢で立てるように体幹のトレーニングなども必要になります。
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