睡眠障害について ②

以前に睡眠についての記事を書きました。

そこでは、睡眠とは『脳の栄養補給』、『脳の老廃物の排除』ということ。

睡眠の質を上げるには、について書きました。

今回は、『スタンフォード式 睡眠法について』です。

睡眠の時間が、なかなか確保しづらい方が多いご時世だと思います。

同じ時間なら少しでも睡眠の質を上げるようにしてあげたいものです。

米スタンフォード大学 医学部精神科教授の西野 精治氏によれば、睡眠の初期段階、入眠時の深い睡眠が非常に大事とのことです。

この、入眠時の深いノンレム睡眠時に成長ホルモンが出て→新陳代謝が促され→体の修復を行い、美容やアンチエイジングにも効果を出します。

深い睡眠は、眠気や疲労の解消、免疫力の増強、脳の老廃物の代謝にも関わってきます。最初の深いノンレム睡眠を90分ほど確保できれば、睡眠の重要なミッションのほとんどが完了してくれます。

では、どうすれば深い睡眠を得られるか?

一番理想的な良いタイミングは、眠くなったらすぐに寝るのが良いです。眠気が出たときが睡眠圧が高く深く眠れます。逆にタイミングを逃すと寝付きが悪く、寝ること自体が難しくなります。

しかし、所構わずに寝ることはできませんから、次に気をつけることは体温です。

前回も書きましたが、人間は寝るときに体温が1度くらい下がります。

手っ取り早い方法は、お風呂に15分ほど入ります。そうすると、体温は0.5℃ほど上がります。これが、90分ほどかけて下がっていきます。このタイミングで布団に入ると寝付きが早くなり深い睡眠が得られます。体温が下がる前に寝ると逆効果となります。

では湯船に入る時間がない方はどうすれば良いか?

そんな時は、熱めの温度で足湯や、手足に熱めのシャワーをあててあげるとよいでしょう。

生理学的には、手足から熱が逃げて体温が下がらないと、寝付きが悪く、深い睡眠を得られないことが分かっています。

 

以上が『スタンフォード式 睡眠法』の体の準備になります。

次回は、睡眠時の自分の周りの環境について書きたいと思います。