女性の5人に1人が悩んでいるといわれるほど身近な足のトラブル、外反母趾。足の親指(母趾)の付け根の関節部分が足の内側に大きく突き出し、靴との摩擦で強い痛みが生じるため歩行障害の原因にもなります。外反母趾は、ヒールの高い靴を履き続けたことが原因だと思われる人も多いようですが、靴だけが直接の原因というわけではありません。ハイヒールを履いたこともない男性や子供でも外反母趾になる人が増えています。外反母趾の原因を知り、その予防とトレーニング法を見ていきましょう。
外反母趾とは?チェックしてみましょう
足の親指(母趾)の付け根が飛び出し、親指が小指側に“くの字”に曲がってしまう状態を外反母趾(がいはんぼし)といいます。
親指の関節が小指側に曲がる角度が20度以上のものを外反母趾とすることが一般的で、40度以上になると重度と診断されます。
外反母趾になると、親指付け根の関節部分が靴に当たり圧迫されることで親指にしびれや痛みが生じることがあります。
親指に力が入らず地面を踏み込めなくなるため、代償動作から腰や膝の痛み、頭痛や肩凝りなどの二次的症状が現れることがあります。
扁平足、開帳足、生活習慣にも注目
外反とは「外側に反る」つまり足裏の外側が反るような状態のため、内側にある土踏まず(縦の内側アーチ)がつぶれて小指側の側面(縦の外側アーチ)が浮きやすい様子を指します。さらに扁平足と呼ばれる足裏が平たい足も、土踏まずにカラダの重心が集中し、親指の内側にありアーチの屋台骨を形作る母趾内転筋(ぼしないてんきん)が引っ張られるため外反母趾につながります。
一方、足の筋力が低下すると、体重の重さで横アーチ(前側アーチ)が崩れしまう開張足(かいちょうそく)になります。開張足になると、足の横幅が広がるため、小指の根元から親指の付け根にある母趾内転筋が伸ばされて緩むため外反母趾につながります。自分の足の状態をしっかり把握し、傾向と対策を考えることが大切です。
外反母趾の原因は立ち方にも関係?
「正しい立ち方」と言われてもピンとこないかもしれませんが、積み木は下から積むのが定石であるように骨の位置が下から正しく積まれているとカラダに余計な負担がかかりません。
カラダの土台である足裏の骨組みをあるべき位置にセッティングすることで正しい立ち方が叶います。そのためには足裏の3つのアーチを意識しましょう。
かかとから親指の付け根までを結ぶ縦の内側アーチ、かかとから小指の付け根までを結ぶ縦の外側アーチ、親指の付け根から小指の付け根までの横ラインを結ぶ前側アーチの3つです。ポイントとなる「かかと」「親指の付け根」「小指の付け根」の骨で床を押してしっかりアーチを持ち上げるように立つことが大事です。
外反母趾の治療法とは?
外反母趾の治療というと、外科手術を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。痛みや変形の程度によりますが、足に合った靴選びや足のアーチをサポートするインソール(靴の中敷き)の使用、テーピングや装具を使用した保存療法も多くあります。さらに運動療法として足指を動かす筋肉や関節機能を高めるようなトレーニング法もあります。
今回はテーピングを動画で載せておきますね。
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