足関節内反捻挫について

スポーツで特に多い内反捻挫。

 

捻挫と言っても、足関節には沢山の靭帯があります。

捻挫で1番多く負傷されるのは、“前距腓靭帯”です。

(損傷程度)

1度 : 靭帯がわずかに伸びた状態

2度 : 靭帯が部分的に切れた状態

3度 : 靭帯が完全に切れた状態

 

(症状)

*足関節外側部に 疼痛・腫脹・外果下方に皮下出血斑(内出血)が出現

*受傷時の肢位を再現すると疼痛を誘発

*重症では距骨傾斜角が増大(X線にて)

 

 

なぜ、内反捻挫の発生頻度が高いのでしょうか?

  • 外界の位置に比べて内果が高い

  • 内反可動域が大きい

  • 外側靭帯は内側靭帯と比較して弱い

が挙げられます。

 

ちなみに、外側靭帯を痛めるよりも、内側靭帯を痛めた方が、歩行に支障をきたします。歩くの痛いです。。。

 

また、足関節を捻ったから捻挫!とすぐに判断するのも危険ですので、骨折の疑いがあった場合は、しっかり病院でX線を撮りに行って頂きましょう!

  • 腓骨下端

  • 外界

  • 第5中足骨骨頭

に圧痛があった場合は、骨折の合併に注意です!

 

 

捻挫した選手が出たら、しっかりとRICE処置を行いましょう!

 

Rest : 安静 (二次的な悪化を防ぐ)

 Icing : 冷却 (腫れ、痛み、筋肉の痙攣を防ぐ)

Compression : 圧迫 (出血、腫れを防ぐ)

Elevation : 挙上 (心臓よりも高い位置へ。内出血を防ぎ、痛みを和らがせる)

 

処置も素早く、的確に!

 

 

次回は、内反捻挫テーピング応用編でいきたいと思います!

 

 

あみはりきゅう整骨院グループ

トレーナー部

柔道整復師 國分 郁未

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