PMS(月経前症候群)について

今回は、PMS(月経前症候群)についてです。

最近の寒気の発達による気温低下で、症状がツラくなっている方が多いので、

・自宅で出来る対策

・鍼灸整骨院でできること

を紹介していきます。

まず、そもそも女性の生理とは?毎月やってくる生理現象ことですが、非常に個人差が大きく、周期は概ね28日ですが15日〜48日だったり、痛みや月経血の程度もほぼ無い方もいれば仕事を休まなければならない方、生理前後の症状も様々です。

そして、対処方法も多岐にわたります。各種鎮痛剤や低用量ピルの処方、ミレーナなどの器具も発達してきました。

ですが、大事なのはやはり自分の身体のことを自分で知ることが大切です。婦人科にかかり検査を受けてたり、記録をつけたり、最近ではスマホのアプリも便利になってきています。

そのうえで、自宅で出来る対策としては、

・ストレスの発散方法を知る

・体温、特に骨盤内の温度

大雑把ですが、以上の2点をまずは紹介していきます。

PMSの精神的症状として、イライラが最も多く報告されています。

ホルモンの性質上、自律神経の影響を強く受けます。

現代社会では、ストレスを受けない生活はあり得ません。イライラ感や抑うつ感による、自律神経系の興奮抑制機能が、破綻しやすい状況にあります。

その影響は女性の生理周期だけでなく、胃酸過多による胃痛、腸の蠕動が抑制されての便秘、肌粘膜の生成不足による肌荒れなど全身症状として現れます。

しかし、ストレス全てが悪いわけではありません。が、心身の不調を来すほどになると話は別です。

さて、一口にストレス解消法といっても様々で、『運動』、『読書』、『誰かと話す』、『ひたすら寝る』などです。大事なことは『気分転換が出来ている』ことです。自分の時間を作り、非日常の時間を作ってあげることです。

一人でYouTubeを見ながらストレッチをするでも良いと思います。お笑い番組を聞くのも元気になると思います。

東洋医学ではイライラ感や抑うつ感は、目を疲れさせ、頭痛を発生させ、睡眠不足につながり、消化不良を引き起こすと書かれています。

ストレスとの上手な向き合い方を探すことは、自分探しにもなるので是非!

 

また、骨盤内の温度も重要です。

PMSを含めた生理痛の原因物質として有名なものが、プロスタグランジンです。

プロスタグランジンは痛みの原因物質ではありますが、生理周期には欠かせない物質でもあります。子宮内膜を剥がし、子宮を収縮させて排出してくれます。この子宮の収縮により生理痛が出ると考えられています。

なので、プロスタグランジンによる過度の子宮収縮を抑えてあげれば、生理痛も抑えられると考えられています。

そこで、重要なのが骨盤内の温度になります。骨盤内の血行を良くし、プロスタグランジンを停滞させずに流してあげることができれば、適度に子宮を収縮させ、痛みを軽減できるはずです。

方法としては、ホッカイロをお臍の下と腰の下に貼ることで、骨盤の中を温めることが出来ます。

また、はりきゅう治療も有効です。

骨盤の後ろやお腹、足に生理痛、婦人科のツボが並んでいるので、そこにはりきゅうにて施術をしてあげると生理痛、生理不順に効果が期待できます。

骨盤周りも重要ですが、東洋医学では足の冷えに対する治療を重視することで、腰から下を全体的に治療するという考えがあります。

 

みなさんも気になることがあれば、まずはセルフケアから試してみてはいかがでしょうか。

何か分からないことがあれば、何でも聞いて下さい。

 

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※交通事故でのむち打ち等の治療も行っています。