研修担当者に聞く、新入社員研修とはどんな研修??

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手塚 紘央 先生
2009年入社
柔道整復師
花田学園 日本柔道整復専門学校
城北エリアエリア長 新入社員研修担当
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今日は教育部で新入社員研修を担当する手塚先生に研修のお話をお伺いしたいと思います。
今日はよろしくお願いします。
手塚先生は教育も担当されてると思うので、今日は新入社員研修に関してお伺いをしたいと思います。

きっと新入社員研修って何やるの?って不安に感じる学生の方は多いですよね。
簡単に言うと、VMというあみはりきゅう整骨院、独自の手技を通じて、「施術者の手」を作っていくといった感じです。

「施術者の手」を作る?ってどういうことですか?
施術をするにあたって手や指ってとても重要で、毎日使う僕たちの商売道具みたいなものだから、適切に使わないと怪我に繋がってしまうんですよね。

そうですよね。毎日使うことになると純粋に力が重要なのかと思ってました。
そう思われがちだけど、重要なのは力ではないんです。力だけだと怪我もしやすくなるし、患者さんに対しても良い効果は得られづらいんです。

力!!ってイメージがありましたけど、そんなことないんですね。特に女性の先生はここで不安に感じると思うのですがいかがでしょう?
もちろんある程度力は必要だと思うけど、もっと重要なのは、正しい指の使い方、正しい姿勢、正しいリズムの方が重要なんですよね。
正しいフォームで押せればそこまで力はいらないんです。

正しい指の使い方、リズム…
その正しい基本の姿勢を新入社員研修の1ヶ月間で研修していきます。細かいことだけど、とても重要なことですね。

奥が深いですね。
「VM」のマニュアルは基本的に手順さえ覚えちゃえばいいだけだから難しくはないけど、治療となるとただ手順通りやればいいってわけではないんですよね。

あみはりきゅう整骨院 手塚

ちょっと話は変わりますが「VM」って具体的にはどんな施術なんですか?
「VM」っていうのは、バイターマニピュレーションの略で、あみはりきゅう整骨院のオリジナルの手技です。
ベースとなっているのは、あんまマッサージ指圧の理論がベースになっていて西洋医学、東洋医学の理論や手技を織り交ぜています。

色々な考え方が入っているんですね。
具体的にはどんな理論や手技が入っているのですか?
具体的にいうと、よく世の中に出てくるワードでいくと、スポーツマッサージ、筋膜リリース、トリガーポイントとかの考え方を入れて作られてます。

色々な理論のいいとこ取りをした手技ってことですね。
そうなんです。患者さんの主訴があると思うんだけど、原因は必ずしもその部分にあるとは限らないんだよね。
だからまずはVMを行いながら、身体の状態を確認して、全身を整えて、主訴の対応に入るって感じですね。

僕も現場で受けたことはありましたけど、そんな意味があったんですね。
そうですね。もちろん問診をして患者さんから話を聞いてある程度見立てを立てた上で触ってるけどね。

すごいですね。いつも疑問に思っていたのですが、触ってわかるもんなんですか?
あみはりきゅう整骨院グループで施術をしている先生は必ず、柔道整復師、はり師きゅう師、あマ指師っていう国家資格を持っている先生達なんだけど、専門学校では身体についてかなり勉強をしてくるんだよね。
筋肉や骨、神経や経穴などなど

国家試験めちゃくちゃ勉強してますもんね。
そうそう。学校で基本の部分は学んできてくれるからね。

でも、新入社員はもっと勉強しておけば〜って話をよく聞きますよ。
あくまでも、学校での勉強が基本になるんだけど、臨床ってなるとやはりもう一段階深い理解が必要になってくるっていうのが本音ですね。

そうなんですね〜。学校での勉強が基礎となるって感じですね。
その基礎があるから、できるって感じではあります。
ぶっちゃけ最初は勉強しててもわからないことが多いと思いますけどね。

あみはりきゅう整骨院 手塚

確かに、そう簡単にはいかないですよね。
ヒトの身体を触って経験値を積むってことが一番重要だと思っています。私たちの仕事は、知識と経験を結び合わせて、治療をしていくので、どちらか一方だけあってもできているとは言えないんですよね。

経験と知識の掛け算みたいな感じですかね?その点ではあみはりきゅう整骨院グループは年間50万人の患者さんがいるので経験値的には多く詰めるんじゃないですか?
そうですね。患者さんは確かに多いから経験は他社よりも多いと思います。
でもその多い患者さんをただ機械的にこなすだけだとあまり意味がないかなと思います。
一人一人の患者さんに対して、どうしたら治るのか?って考えながら施術することが大切です。

それはそうですよね。
経験という意味でもそうだけど、「治療」にするかどうかでも同じだと思っています。自分自身が一人一の人患者さんとどう向き合って、どう考えるかで成長の幅は大きく変わると思います。

毎日の当たり前の仕事かもしれませんが、その一つ一つを積み上げてキャリアになっていくということですね。
以上手塚先生、本日はありがとうございました。