【当院の鍼治療について】

〇はじめに

こんにちは。
東京都江東区東陽町にあるあみはりきゅう整骨院です。

当院では毎日、来院される患者さんの約6~7割ほどの方に手技療法に加えて鍼やお灸の治療を行っています。
腰痛や肩や膝の痛み、足のシビレなど症状も様々です。
なかなか症状が良くならない方や、手技療法しか受けた経験がない方には、今回のブログをぜひ読んでいただければと考えています。

先日、患者さんから鍼治療についてこのような質問をされました。

「そもそも鍼って痛くないの?」
「手技の治療と何が違うの?」
「どんな症状に効くの?」

その患者さんにはその場でお答えさせていただきましたが、同じような疑問を持っている方も多いのではないかと思い、今回は鍼治療についてブログに書かせて頂きました。
少し長い文章になってしまいますが、肩の痛みや腰痛などお身体の辛さがあって鍼治療に興味がある方や、ご家族に勧めてみたい方など、お時間のある時にぜひお読みください。

 

〇鍼治療って痛くないの?

長年現場で働いていて、実際に患者さんに聞かれることが一番多いのはこの質問です。
私自身、この仕事をする前に鍼治療を受けるため患者さんとして鍼灸院に通院していた経験があります。
その当時、一番最初に思ったこと、そして不安だったことは鍼治療の痛みについてでした。

結論から言うと、『皆さんが想像されるような注射針のようなチクッとした痛み』はほとんどないです。
実際の例を挙げると、初めて鍼をした患者さんのほぼ全員が「え、もう鍼入ってるの?全然わからなかった」と仰います。
それにはいくつかの理由があります。

・注射針との鍼の太さの違い

一番大きな理由はこれです。
当院の鍼治療で使う鍼は、0.12mm~0.2mmくらいの太さです。
これは、髪の毛くらいの細さです。
採血などで使う注射針は、当院で使っている鍼の約4~6倍の太さです。
この差が鍼を刺した時の痛みに大きな差となります。

・鍼の形状、硬さの違い

これも鍼治療の鍼のほうがはるかに痛みが少ない理由の1つです。
一番の大きな違いは、『中が空洞かどうか』です。

注射針は、薬液を注入したり血液を抜いたりするためにストローのような形状をしています。
そのため、折れないためにもある程度の太さと硬さが必要になります。
さらに、組織や血管を切り裂いて中に到達しなければならないため、針の先端が切れ味鋭い構造になっています。
そのため、皮膚や筋肉を「切り裂きながら」体内をすすんでいきます。

それに対し鍼治療で使う鍼は、鍼自体で身体に物理的な刺激を加えることが目的ですので、中に空洞はありません。
そのため、極限まで細くしても折れにくく、組織を傷つけにくい構造となっています。
さらに、注射針と違い切り裂く必要がないため、先端がたまごのように丸い構造となっています。
これにより身体の中の組織を「押し分けながら」すすんでいきます。
そのため、痛みが抑えることができます。

・痛みを極力少なくする知恵と方法

鍼治療でお身体に鍼を打つとき、一緒に管を使っているのを見たことがある方もいるのではないでしょうか?
これは日本で生まれた鍼の打ち方で「管鍼法」といいます。

鍼を打つ時にステンレスやプラスチックで出来た管をかぶせ、その上から少し出ている鍼を軽い力でリズミカルに叩くことにより、一瞬で鍼の先が皮膚を破り体内に入ります。
鍼の周囲の皮膚も管により張った状態になるため、ほとんど痛みを感じることなく鍼を体内に刺入することができます。

また、当院でメインで使用している鍼は国内最高峰の鍼メーカーで作られた非常に高品質な鍼です。
極力痛みのない施術を心掛けておりますので、ご安心ください。

・鍼治療特有のズーンとした感覚について

過去に鍼治療を受けたことがある方は、鍼を打った時にズーンと重いような感じを受けた方もいるのではないでしょうか?
これは専門用語で『響き』や『得気』と呼び、鍼治療特有の感覚です。

この響きは硬い筋肉などの組織に鍼が当たった時などに出やすいです。
目的の組織に鍼が届いたことを確認できる1つの目安でもあるのですが、独特の感覚なため苦手な方もいらっしゃいます。
そのような方はこの感覚を痛みと表現され、チクッした痛みと混同されてしまっている方も多いです。
経験上、この響きがある方が治療効果が出ることが多いように感じていますが、なければ全く効果がないというわけではないのでご安心ください。

この響きは使う鍼や打ち方によってコントロールすることが出来ます。
過去に鍼治療をうけてこの響きが苦手で鍼治療を敬遠されている方は、よければ一度ご相談くださいね。

 

〇手技の治療との違い

これも患者さんからよく聞かれる質問です。
様々な考え方があるのですが、私見も交えて書かせていただきます。

・体内の組織に直積刺激を加えることが出来る

手技の治療との一番大きな違いはやはりこの部分にあると思います。
鍼治療は体内の硬くなっている筋肉や組織などに直接物理的刺激を加えることが出来ます。

もちろん手技の治療でも身体の中の筋肉や関節をイメージしながら行うことは多いですが、本当(物理的)の意味では限界があります。
しかし、鍼ならば身体の深い部分にある筋肉も簡単に刺激することが出来ます。

例えば、お尻の筋肉などはイメージがしやすいのではないでしょうか?
色々な場面で耳にする「坐骨神経痛」の原因の1つにお尻の筋肉の緊張から症状が出ているものがあります。

お尻というのは人体の中でも筋肉も脂肪層も分厚い部分です。
もちろんマッサージやストレッチなど手技療法でも刺激を加えることが出来ますが、どうしても深い部分には刺激が届き切りません。
その点鍼治療であれば、表層にある筋肉や脂肪を貫通して深い部分にある原因となる筋肉を適切に捉えることができます。
この部分が手技治療との最も大きな違いで、鍼治療のメリットだと考えます。

・手技の治療とは違う新しい刺激を身体に与えることが出来る

指圧やマッサージ、ストレッチなどはお身体のつらい症状にお悩みの方であるならば、一度は受けられた経験があるのではないのでしょうか?
中には長年マッサージやストレッチを続けていても症状がなかなか良くならない方もいらっしゃると思います。

人間は同じ刺激を繰り返し受けていると、だんだんとその刺激に慣れていきます。
すると最初は治療後に変化があったのに、少しずつ効果が薄くなってしまうことがあります。
そのような時に、鍼治療という全く違う刺激が加わることにより、本来身体が持つ治癒力が大きく高まります。

実際に経験上、手技治療でなかなか変化の乏しかった症状が1回の鍼治療で劇的に改善したケースも多くあります。

 

〇鍼ってどんな症状に効くの?

鍼はかなり幅広い症状に対して効果が見込めます。

・鍼灸保険の適応疾患からみる、効果の見込める症状

実は鍼灸治療も保険適用で施術することが出来るのですが、国の指定する適応疾患が定められています。
これは医師による適当な治療法がなく、鍼灸治療の効果が立証されている為に定められたものです。
つまり、この疾患には鍼治療が明確に効果があると国が認めているということになります。
大きく分けて6つあります。

・神経痛
坐骨神経痛、ヘルニア、頚椎症などによる神経痛などです。
腕や足、お尻などで神経の走行に沿って痺れ、痛みが出る疾患です。
電気が走るような、針が刺すような、というような表現をされる患者さんも多いです。

・リウマチ
自己免疫の異常により、関節の滑膜に炎症が起こる疾患です。
手足の指など小さな関節の腫れ、朝のこわばり、変形などを認めます。

・腰痛症
レントゲンやMRIなど、画像所見で明確な原因が特定できない慢性的な腰痛です。
日本人の83%が生涯に一度は悩む疾患で、国民病と言っても過言ではないと思います。
当院に通われている患者さんでも、腰痛にお悩みで来院された方は非常に多いです。

・五十肩
肩の関節周囲に炎症が起き、動きが制限される状態(肩関節周囲炎)です。
40~50代が好発年齢で、この名前が付いています。
「腕が上がらない」「後ろに手が回らない」「夜、肩が痛くて眠れない(夜間痛)」といった症状があります。
日常生活に与える影響も多く、進行の時期によって行うべき治療も様々なため、早期治療がとても大切になります。

・頚腕症候群
首から肩、腕、手先にかけて、痛みやしびれ、だるさが出る症状の総称です。
現代社会ではスマホやパソコンを使う機会が非常に多く、不良姿勢などが原因として背景にある場合も多いです。
首や肩の筋肉の緊張は頭痛につながる場合もあります。

・頚椎捻挫後遺症
いわゆる「むち打ち症」のあと、長期間にわたって残る不調のことです。
交通事故はもちろん、日常生活でも急激に首にかかった負担によりむち打ち症のような状態になってしまう場合があります。

これら6疾患が、国の定める疾患です。

ですが、上記の症状以外にも、膝の痛みや肘の痛み、内科的な疾患、花粉症など幅広く対応することが可能です。
まずは一度ご相談ください。

〇まとめ

今回は鍼治療について書かせていただきました。

当院では、手技の治療に加えて鍼の治療を併用することをお勧めしています。
それは、2つの治療を組み合わせることによりそれぞれの効果を高めあう相乗効果が見込める為です。

手技の治療で全身のバランスを整え回復しやすいお身体の状態をつくり、鍼で局所の組織に刺激を加えてさらに回復を促します。
鍼治療は副交感神経の働きを活性化させて身体をリラックスさせる効果があります。

それにより全身の血流が良くなり、手技の治療の効果もさらに高まります。

また、当院で我々が患者さんに提供できる技術は基本的には手技療法と鍼灸治療のみです(電気治療などはありますが、あくまでも補助です)。
その上でお身体を不調を改善するためには、出来ること全てをさせて頂きたいと考えています。

実際、手技療法だけではなかなか症状が変わらなかった患者さんが、鍼治療を併せて行ったところ改善したケースは非常に多いです。

「手技療法だけではなかなか改善しない方」や「できるだけ早く症状を良くしたい方」は、一度鍼治療を試してみることをおすすめします。
当院では初めての方にも安心して受けて頂けるよう、しっかりとご説明した上で施術を行います。

長文になってしまいましたが、鍼についてや当院の考えを書かせていただきました。
ここまで読んで下さりありがとうございます。

もしも鍼について不明なことや気になることがありましたら、お気軽にスタッフまでご相談くださいね。

あみはりきゅう整骨院 東陽町院
東京都江東区東陽5-31-21 川崎ビル1F
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