冷え性と筋力

筋肉は体内で熱を生み出す主要な器官であり、筋肉量が少ないと体温が低くなり、冷えを感じやすくなります。

マッサージやお風呂で温める以外にも筋トレも必要です。

熱産生の低下

＊筋肉は最大の熱源

体温の約４割は筋肉によって作られています。

＊基礎代謝の低下

筋肉量が少ないと、安静時の基礎代謝が低くなり、体全体で生み出せる熱の量が減ります。

血行不良（筋ポンプ作用の低下）

＊血流のポンプ役：筋肉は収縮・弛緩を繰り返すことで血管を圧迫し、

特に下半身の血液を心臓へ押し戻す「筋ポンプ作用」を担っています。

＊末端冷え性の原因：筋力が低下するとポンプ機能が弱まり血液（熱）が手足の末端まで行き渡りにくくなります。

自分でできる対策

＊スクワット：下半身全体を一度に鍛えられるため、冷え性対策に非常に有効です。

＊かかとの上げ下げ運動：「第二の心臓」ち呼ばれるふくらはぎを刺激し、筋ポンプ作用を強化します。

＊有酸素運動：ウォーキングや軽いジョギングは、全身の血流を改善し、筋力維持に役立ちます。

効果的なツボ
•三陰交（さんいんこう）
内くるぶしの頂点から親指を除く指3-4本上の高さのところ

  
•湧泉（ゆうせん）
足の裏の土踏まずからやや指寄りで、
指を曲げた時にできるくぼみの中にあります。


•太衝（たいしょう）
親指の爪の脇（人差し指側）から、
親指の骨に沿ってなぞると指が止まります。
ちょうど、親指と人差し指の骨が合うところです。