2025年7月19日、土曜日の業務終了後、あみはりきゅう整骨院グループ研修所にて、特別な社内勉強会が開催されました。今回は、当グループの卒業生であり、現在は「足のケアセンター船橋」の代表を務める高野篤史先生を講師にお招きし、高野先生が提唱する3つの主要メソッド「動作改善」「足学」「髙野式整体」についてご教授いただきました。
業務終了後の熱気溢れる学びの場
土曜日ということもあり、日中の業務を終えてからの参加となったにも関わらず、研修所には多くのスタッフが集まり、高野先生の講義を心待ちにする熱気が満ち溢れていました。高野先生は、あみはりきゅう整骨院グループの出身ということもあり、参加者との距離も近く、終始和やかな雰囲気の中で勉強会は進行しました。しかし、その内容は非常に専門的かつ実践的で、参加者全員が真剣な眼差しで先生の一言一句に耳を傾けていました。
3つのメソッドで深掘りする「足」の重要性
勉強会では、以下の3つのメソッドを軸に、高野先生の豊富な臨床経験に基づいた貴重な知見が共有されました。
1. 動作改善
まず、動作改善のセッションでは、患者様の日常的な動作の中に潜む問題点を見つけ出し、それをどのように改善していくかについて深く掘り下げられました。足元から全身のバランス、そして姿勢へと繋がる一連の動作のメカニズムを解剖学的、運動学的な視点から解説いただき、具体的な症例を交えながら、患者様一人ひとりに合わせたアプローチの重要性を学びました。特に、足部の機能が全身の動作に与える影響の大きさを再認識する機会となりました。
2. 足学
次に「足学」と題されたセッションでは、文字通り「足」に特化した専門的な知識が提供されました。足部の骨格、筋肉、靭帯の構造はもちろんのこと、それらがどのように連携して機能しているのか、また、足部の問題がなぜ全身の不調に繋がるのかといった、より深い足の生理機能について解説がありました。外反母趾や扁平足といった一般的な足のトラブルだけでなく、あまり知られていない足部の機能障害が引き起こす様々な症状についても学ぶことができ、日々の臨床に直結する内容でした。
3. 髙野式整体
そして、勉強会のハイライトとも言えるのが「髙野式整体」の実践です。高野先生が長年の臨床経験の中で培ってきた独自の手技とあみはりきゅう整骨院グループで行っていた施術を融合させ発展させた手技を、デモンストレーションを交えながら丁寧に解説していただきました。単なる手技の羅列ではなく、患者様の状態を正確に評価し、その上で最適なアプローチを選択する高野先生の哲学が随所に感じられました。参加者は実際に手技を体験する時間も設けられ、高野先生から直接指導を受けることで、その精度の高さと効果を肌で感じることができました。
学びを深め、患者様への貢献へ
今回の勉強会は、あみはりきゅう整骨院グループのスタッフにとって、足の専門知識と実践的な技術を深める非常に有意義な時間となりました。高野先生の情熱的な指導と、惜しみなく共有された知識は、参加者一人ひとりの知的好奇心を刺激し、今後の臨床に大きな影響を与えることでしょう。
今回の学びを活かし、患者様の「足」から健康をサポートできるよう、グループ一丸となって日々精進してまいります。高野篤史先生、この度は貴重なご講演、誠にありがとうございました。