毎日暑いですね・・・
冷房が欠かせない気温に急になりビックリですね。
外は暑くて辛いのに、なんだか体は冷えてる・・・
顔は汗だくなのに足はキンキンに冷たい・・・
なんて、方も多いのではないでしょうか??
温度変化による冷えもありますが、原因の一つに正常に汗がかけていない事があります。
汗ってそんなに大事なのか、
実はとっても大切な身体の機能なんです。
発汗作用とは、体温調節、体内の老廃物や余分な水分の排出、肌の保湿など、様々な役割を果たします。特に、体温が上昇した際に汗をかくことで、蒸発する際に気化熱を奪い、体温を下げる効果は、生命維持に不可欠な機能です。
発汗の主な役割とは
- 体温調節:
暑い時や運動時など、体温が上昇すると、汗をかくことで体温を下げ、一定に保ちます。汗が蒸発する際に気化熱を奪うことで、体を冷やす効果があります.
- 老廃物排出:
汗は、体内の老廃物や毒素を排出するデトックス効果も期待できます.
- 保湿効果:
汗と皮脂が混ざり合うことで、肌の表面に皮脂膜が作られ、肌の保湿に役立ちます.
- バリア機能:
汗が肌表面の汚れや細菌を洗い流し、肌のバリア機能を高める効果も期待できます
汗をただかけばいいのかというと、それも違うんです!!
良い汗
汗は二段階の工程を経てつくられており、まず血液から前駆汗がつくられ、次に曲導管(汗となって分泌される管につながる管)でナトリウムイオンが再吸収されて薄められた後に汗となって皮膚から蒸発します。最初につくられる前駆汗は塩分濃度が高く、そのまま体外に汗となって排出されると体内の多量の塩分を失ってしまうので塩分(ナトリウムイオン)を再吸収することによって汗を希釈しているのです。
汗の量と塩分濃度は比例しており、前駆汗の量が多くなるとナトリウムイオンの再吸収の機能が十分に行えず、塩分濃度の高い汗となります。少しずつかく汗は、希釈されてさらっとした塩分濃度の低い汗ですが、大量にかいた汗は、べたつきのある塩分濃度の高い汗となります。大量にかく汗からは多量の塩分が失われ脱水の危険が高くなります。少しずつ汗をかくことがよいといえます1)。
繰り返し暑熱の負荷がかかり、暑熱への身体の慣れが生まれることで汗の分泌機能が高まり、塩分濃度の低い良い汗が出るようになります。良い汗は、汗の出始めるタイミングが早いので体温の上昇も少なく、心拍数の増加も軽減できます。曲導管でのナトリウムイオンの再吸収も増加し、塩分濃度の低いさらっとした汗となります。
悪い汗
人の汗は体温を一定に保つ働きがあるため、汗そのものに悪いものはありません。
ただ、風邪など何らかの疾患がもとで汗を大量にかくこともありますが、それは病原菌によって上昇した体温を下げるために汗をかいています。また、甲状腺機能亢進症では熱の産生量が増えるため、発汗量も増えます。また、急性の外傷や出血などで生じる、急性循環不全(血圧低下)、いわゆるショック状態の徴候の一つに冷汗(ひやあせ)があります。冷汗は血圧低下に対して、交感神経の緊張が急激に高まり血圧を維持しようと汗腺も興奮し、全身に汗が出るのものです。
また、温熱や精神的負荷の有無いかんに関わらず、頭、手、足、腋、顔などに日常生活に支障をきたすほどの大量の汗をかく原発性局所多汗症(多汗症)があります。多汗症の病態は明らかになってませんが、多汗症が原因でQOL(生活の質)を著しく低下させ、うつ病などの精神的、かつ社会的苦痛をうける患者は多数存在していると考えられています
良い汗をかくにも身体の準備が大切なんです!!!!!!!!!!!
水分補給をしっかりと行い、ビタミン、ミネラルをしっかりと取り、血流量を確保することが重要です
冷えのお灸治療、日々の手技の治療も体の血流量を向上させ、良い血液を全身に届ける作用があります
ので、この季節是非しっかりと治療を行い、健康な身体を維持していきましょう!
あみはりきゅう院・あみ整骨院
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