大腿骨骨折について

概要

股関節=大腿骨骨折は転倒などが原因で起こることが多く、ご高齢者に多い骨折です。基本的に、骨折してしまうと足に体重をかけることが出来なくなります。手術では、人工関節に換える人工骨頭置換術や骨折したところを金属で固定する固定術が一般的です。その後リハビリを経て退院となります。

当院では退院後のリハビリとして、固くなった筋肉のほぐし、筋力アップトレーニング、鍼やお灸を用いて疼痛の緩和を行います。

 

施術の流れ

  1. 問診を行い、症状を確認します。
  2. 検査、評価、施術の説明をします。
  3. 施術。
  • 足の指先から中心に向けて軽くさする刺激から始める。
  • 太ももの前側の大きな筋肉へのマッサージやストレッチ。
  • 鍼灸を使った施術。
  • 電気などを用いた物理療法。
  • 紹介する筋力アップトレーニングを週に3回、10回ずつ3セット行う。

※退院後もリハビリの進捗具合は担当医師と相談していただけると1番安全かと思います。

 

筋力アップトレーニングメニュー

①大腿四頭筋セッティング

仰向けに寝てもらい患側の下肢、膝下に枕などを入れ、
太ももに力をいれ、枕を押しつぶすようにして30秒維持します。
(出来なければ短くても可)

 

②もも上げ

イスなどに座ってもらい患側下肢の膝を自分の胸に近づけるように持ち上げ、
30秒維持します。(出来なければ短くても可)

 

③スクワット

立ってもらい、肩幅に両足を開いた状態から膝を曲げ、
お尻を降ろしていきます。痛みやバランスを崩さない
範囲で10回行います。(出来なければ少なくても可)

 

【鍼、お灸】

鍼やお灸を使ってツボ(経穴)を刺激するのも良いかと思います。当院ではこういったところを刺激し、症状改善を目指します。医師の同意で鍼灸保険を使用することも可能ですのでスッタフにご相談ください。

 

 

①胆嚢点(たんのうてん)

効果:下肢の痛み緩和、下肢の運動麻痺緩和
場所:膝の外側の出っ張った骨(腓骨頭)から横にした親指1本分下。

 

②委中(いちゅう)

効果:背腰部、下肢の疼痛緩和
場所:膝の裏の真ん中

③八風(はっぷう)

 効果:足の痛みの緩和
 場所:足の指の付け根の間4か所

 

ご高齢の方の股関節まわり、大腿骨の骨折ではオペになるケースが多く、その為、入院生活での長期臥床により認知症が進行してしまうケースや寝たきりになってしまうことがあります。

また、退院後も弱くなってしまった筋肉や硬くなってしまった筋肉の為、痛みやしびれが出てしまうこともあります。

 

あみはりきゅう整骨院グループでは施術者全員が国家資格保有者です!

安心してご相談ください!!