「コーレス骨折」とは

手のひらを衝いて転んだり、自転車やバイクに乗って転んだりした時に、前腕の2本の骨のうち橈骨（とうこつ）が手首のところで折れる骨折です。

 

特に閉経後の中年以降の女性では骨粗鬆症で骨が脆くなっているので、簡単に折れます。

若い人でも高い所から転落して手を衝いた時や、交通事故などで強い外力が加わると起きます。

子供では橈骨の手首側の成長軟骨板のところで骨折が起きます。

 

症状は

手首に強い痛みがあり、短時間のうちに腫れてきます。

怪我の仕方によって違いますが、手のひらを衝いて転んだあとでは食器のフォークを伏せて置いたような変形が見られます。

 

 手がブラブラで力が入らず、反対側の手で支えなければならなくなります。
骨や腫れによって神経が圧迫され指にシビレが出ることもあります。

 

当院では骨折してズレた骨片を元に戻す整復を行います。
その後、プライトンやシーネで患部を固定します。
手首の関節に面する骨片の一部がズレたままで整復が出来ないものは手術が必要になります。その時は整形外科を受診してもらいます。

 骨折後の後療法も当院で行っています。

患部の超音波治療や関節の可動域を出すリハビリなどを積極的に行い、早期に日常生活に支障のない治療を行っていきます。

 

不明な点や分からない事があれば、お気軽にご相談ください。