骨粗鬆症(こつそしょうしょう)

骨粗鬆症とは

骨粗鬆症とは骨の強度が低下し骨折の危険が大幅に高まる疾患です。
原因により

・原発性骨粗鬆症   ・続発性骨粗鬆症

の二つに分類されます。

原因

これらが骨粗鬆症の要因となります。

 

病態・症状

原発性骨粗鬆症では骨の代謝に異常が生じ骨の吸収と形成のバランスが崩れ、骨自体が弱くなってしまう。女性に多い症状で男性の3倍以上の割合となっており、男女とも加齢とともに発症率が上昇し特に女性は60歳を超えて大幅に増加する傾向にあります。

主な症状としてみられるのは

・骨折  ・疼痛  ・脊椎の変形

などがあります。初期にはハッキリとした自覚症状などはありませんが、進行してくると少しの力でも骨折しやすくなります。骨折しやすい箇所として大腿骨、背骨、手首、骨盤、肋骨などが挙げられます。特に背骨(椎体)では自身の重さを背骨が支えきれずに圧迫され、骨折が起こる事があります。

 

検査・診断

整形外科や総合病院で

・レントゲン検査  ・CT検査  ・超音波検査  ・MRI  ・血液検査  ・尿検査

などを基にした骨密度測定により骨の脆弱性を診断します。

 

治療

現在、治療法は

・食事療法  ・運動療法  ・薬物療法  ・手術療法

4つがあり、通常は食事療法と運動療法に薬物療法を加えた治療を行います。薬物療法では、骨の吸収を抑える薬と骨の形成を促す薬を用いられます。骨折の状態によっては手術による治療を考慮する場合があります。