頚椎椎間板ヘルニア

頚椎椎間板ヘルニアとは

頚椎椎間板ヘルニアとは首・肩・腕にかけての痛みや痺れを引き起こす症状であり、椎間板内の

髄核という軟らかい組織が後方に飛び出し神経根に触れることで起こります。

ヘルニアという響きだけでかなり大きな病気のイメージをもたれている方も多いようですが、実は無自覚なものを含め身近なところに存在している症状でもあります。年齢は3050歳に多く見られるといわれています。

 

 

原因

頚椎椎間板ヘルニアの主な原因として

1・加齢

2・首に負担のかかる長時間の不良姿勢や重労働

3・首に強い衝撃を与える運動やスポーツ

などがあります。

 

 

実際には2番目に挙げた不良姿勢によるものが多くみられます。

最近ではスマホなど画面を上から覗き込む姿勢をとる方が増えていてその姿勢のまま長時間過ごしている方に多く発生しています。20~50代のスマホを見ている時間は平均して3時間を超えているといわれ、首の痛みを訴える患者さんが増えているのが現状です。

 

頚椎椎間板ヘルニアの疑いがある症状

 

・首・肩・腕の痛み、重だるさ、コリの自覚がある

・常に背中、上腕の痛み、痺れがある

・寝違えることが多い

・普通の寝違えよりも痛みが強く長い

などがあります。

痛みを放っておくと、身体が痛みを覚えてしまい慢性的な痛みが残ることもあります。なるべく早く痛みを抑えるのが良いといわれています。

 

治療

・温熱療法

痛みのある部位を温めることによって血管を広げ筋肉の硬さを和らげる。

・鍼治療

硬くなった筋肉に鍼を刺し筋肉の深部の血流の改善を図り鎮痛効果によって痛みを抑え

和らげる効果がある。

・マッサージ

筋肉にほぐし血行を改善させ痛みを取り除く。