野球肘(やきゅうひじ)

このような症状で悩んでいませんか?

☆投球する時に痛い

☆バットを握った時、振った時に痛い

☆肘を曲げると痛い

☆肘の内側を押すと痛い

どれか1つでも当てはまったら野球肘かも・・・

当院にご相談ください。

野球肘は、成長期の子どもに起こることが多く、投球動作を繰り返すことで引き起こされる肘(ひじ)の障害です。

野球肘の症状が悪化すると、長期間にわたり肘を休ませることが必要になる場合もあるため早期の治療が必要です。

 

<原因>

肘には多くの骨や軟骨、靭帯(じんたい)、腱(けん)などが存在していますが、投球動作を繰り返すことで軟骨がこすれて痛みが生じたり、ときに軟骨がはがれ落ちてしまうこともあります。放置して進行してしまうと、肘の軟骨がすり減って骨にも変形をきたす状態にもなりえます。

また、成人でも野球肘が生じることはあります。この場合には軟骨そのものが障害を受けるよりも、肘関節を構成する靭帯が損傷を受けている場合が多くあります。

※野球肘は、野球をしていない方でも生じることがあります。

実際に野球肘の発症は成長期、体の左右差、姿勢、筋肉や関節の固さも深く関与することが知られています。

 

<治療>

負担がかかっている周りの筋肉を手技でほぐしたり鍼灸施術を行うことで早期回復することが出来ます。
また、肘関節への負担を軽減するためにサポーターやテーピング固定を行います。
症状によっては投球禁止期間を設けることで、肘を休ませてあげながら炎症を改善していくことが必要となります。

長く放置してしまうことで、治り難い状態にまでなってしまうことも多くあるため、早い時期から治療に取り掛かることが大切です。


症状によっては投球禁止期間を設けることで、肘を休ませながら炎症を改善していくことが必要となります。
長く放置してしまうことで、治り難い状態にまでなってしまうことも多くあるため、早い時期から治療に取り掛かることが大切です。

<正しい投球フォームで投げているかチェックしましょう!>

投球動作時に、肘を肩のラインまで上げて投げられていますか?

しっかりと肘が上げられていないと肘の内側に引っ張りストレス・外側に圧迫ストレスが強くかかってしまい、野球肘の原因となってしまいます。

投げる動作では

身体の捻り・肩の捻り・肘の伸ばし


の3点を意識する必要があります。

サイドスロー・アンダースローで投げる場合も、この3点がしっかり意識できている状態であれば怪我をしません。
前腕の返しも意識してあげると尚いいでしょう。掌が内から外を向く動作をする時に一緒に手首が曲がることで一番効果的に力を発揮することができます。

怪我の予防もできて投球スピードも上がるなんてお得ですね!

ぜひ確認してみてください。︎

〈野球肘に対してのストレッチ方法>

前腕の緊張をストレッチしてあげることで、疲労の蓄積による野球肘のリスクを軽減します。
手のひらを台やベッドについた状態で指先を体側に向け、腕をまっすぐに伸ばしましょう。

 

スローイング時に酷使される肩周りをほぐす事で肘への負担を軽減します。
投球側の肘を反対の手で持ち、頭の後ろに組みます。背筋を伸ばして息を止めないように意識しながら30秒行います。

 

円回内筋を揉みほぐして緊張を緩めてあげましょう。肘には手首の動きとは別に腕を内側・外側に回す筋肉がついていますが、そこが硬くなってくると痛みにつながってきます。